現在、私は会社の教育プログラムの一つであるグローバル研修制度を利用して、HI-LEX INDIAで働いています。正直、学生時代から英語があまり得意ではなかった自分が、海外で生活をしながら仕事をするなどということは考えてもいませんでした。まだまだ不慣れな英語を駆使してコミュニケーションを取りながら、日々、現地の生産技術の方々とウィンド・レギュレータ生産ラインのセットアップをしています。日本と違ってコミュニケーションに苦労することは勿論ありますが、少しずつ意思疎通も図れるようになり、毎日の仕事がとても楽しいです。また、今はインドのチェンナイにこれから出来る新工場の社員も来ていますので、その人たちに設備の仕組みや不具合時の対応なども教えています。他にも、日本から送られてくる資料や図面の翻訳など、毎日が英語漬けの日々ではありますが、周りの人たちに助けられながら一生懸命頑張っています。
今後は、海外の工場を支援できるような人材になって、日本で培ったノウハウや技術を海外に展開して、海外の工場もより良くしていきたいと考えています。

なんといっても世界シェアNo.1という強みです。No.1ということは、他社にはない技術力・信頼性・機能性など、たくさんノウハウを持った会社だということですよね。それに、常に上を目指して他社を圧倒しようという積極性が、この会社には備わっていると感じられたことが大きいと思います。自動車用ケーブルだけではなく、今まで培ったケーブルの技術を活かした多種多様な製品を生み出していることも魅力的だと思います。

自分で設計した設備が考えた通りに動き、製品を生産出来た時の達成感はすごく大きいです。まあでも、毎回そううまくいくことばかりではありませんので、大変苦労が多いのも間違いありません。しかし、そういった時こそ、たくさんの試行錯誤を加えながら一つの設備を造り上げていくというのが、この仕事の楽しさだと思います。設備を設計する際に、現行の設備をより良くしようとアイディアを出しながら設計していくのも、この仕事の醍醐味ですね。

学生の間に多くのことに取り組み、いろいろなことに興味を持つことが大切だと思います。就職活動をするにあたって、自分のしたい仕事や職種はある程度絞り込んでいると思います。しかし、自分の好きなことばかり追い求めていると、もし、結果的にうまくいかなかったときに切り替えが難しいと思います。多くのことに興味を持つことによって、うまくいかなかったときに一歩引いて考え直すことも必要だと思います。